施工ガイド [メーソンリー建築の組み立て作業工程]

メーソンリー建築の作業工程をご紹介いたします。
型枠状コンクリートブロック(ユニット)を使用し、ユニット内部に充填された外気に触れることの無いコンクリート。このコンクリートの中性化を防ぐことによって得られる耐久性。また、阪神・淡路大震災において構造体に被害が無かったことからでも、その耐震性・耐火性は実証済です。

工程1

1 準備 (組積作業の前に)

基礎より縦筋を重ね継ぎ手長さ40d(dは鉄筋径)分だけ立ち上げておきます。
鉄筋は壁芯位置に配置します。

工程2

2 墨出し・遣り方

基礎にユニットの割付・墨出し(レベル・通り・止り)を行ない、同時に電気・設備配管位置の確認とマーキングを行ないます。

工程3

3 材料の搬入

設計図面より工場にてあらかじめ加工されたユニットを組積作業に支障の無い場所に搬入(吊り込み・運搬)します。

工程4

4 止水処理・1段目の根付け

基礎とユニット1段目のコンクリートの打ち継ぎとなる部分を止水材等で処理を施し、1段目の根付けを行ないます。(根付け部の外側は建物の仕上げ時にコーキング処理を行ないます。)

工程5

5 組積

ユニット2段目以降は、電気ボックスならびに設備配管等の位置をユニットの割付け図面より確認しながら積み上げてゆきます。また、同時に横筋の配筋も行ないます。(割付図面の作成時に電気・設備の位置をあらかじめ計画しておきます。)

工程6

6 開口部の施工(窓・扉等)

開口部はサポートを立て、受け枠を取り付けてマグサ用ユニットを組積します。
同時に梁配筋も行ないます。

工程7

7 スラブ型枠の建て込みと配筋

フロアー(階高)の組積完了後、所定の位置にスラブ受枠を建て込みます。あわせて組積されたユニット内部へ縦筋を落とし込み(ポストセット工法)、スラブ配筋を組み立てます。この時、電気配管・天井インサート等の施工も行います。

工程8

8 撥水剤の塗布

コンクリート打設時のノロによる汚れ等防止のため、組積されたユニット全面に撥水剤を塗布します。(撥水剤は建物の仕上げ時に外部をもう一度塗布します。

工程9

9 コンクリートの打設

ユニット内部へ慎重にコンクリートを充填し(3回程度に亘る廻し打設)、後にスラブコンクリートを打設する。ユニット内部のグラウトコンクリートは20㎜以下の骨材を使用し、高流動化剤等により充填しやすい品質のコンクリートを使用する。また、内部にジャンカ等が発生しないように突き固め棒等を使い密実に充填する。
(打設完了後には、ユニットに付着した汚れを良く洗い流す。)

工程10

10 サポート・型枠の脱型

計画された養生期間の経過後にサポートならびに型枠を脱型する。このとき、付着したコンクリートの目払いを行なう。

工程11

11 フロアー(階高)

以後はフロアー(階高)毎にこの工程を繰り返します。